2013/01/02(水) ロンドン→パリ
ロンドン滞在はあっという間でした。それなりに充実していたけれど、二日とちょっとじゃ、全然足りないー!
まぁ、この時期ならではのイルミネーションやスケートリンクで、冬のロンドンの雰囲気を味わえただけでよしとするか。そもそも今回は弟家族に会うのが目的だったし、また来ればいいか…と自分で自分に言い聞かせようとするものの、次回は、せっかく入場料無料なんだし、博物館やギャラリー巡りをするのもいいな。そうだ、バッキンガム宮殿にも行かないと!今回の旅行では衛兵交代がない日(大晦日、元旦)にあたったので、優先度を下げて寄りませんでした。地方にも行ってみたいなー!イギリス料理やパブにも挑戦したい…と帰る前から、次回のイギリス訪問のことばかり考えてしまいました。笑
今朝はEurostarの時間があるので、あまりゆっくりはしていられません。
朝ごはんを食べにコンサバトリーへ向かう途中、階段からの朝焼け。朝8時です。
コンサバトリーから見たお庭。温かくなったら、外でアフタヌーンティーもいいね。晴れの日がいいけれど。
朝ごはんは今朝も一番乗り。
ブラウントーストと紅茶(English breakfast)をリクエストしました。このLOSELEYのヨーグルト、クリームチーズみたいに濃厚で、甘さもちょうどよく気に入りました。
Eurostarが発着するSt Pancras(セント・パンクラス)駅までは、Undergroundで一本だけれど、タクシーで移動することにしました。
イギリスでは今日が仕事初めで、通勤ラッシュの時間にスーツケースを持って地下鉄に乗るのは気がひけるし、駅にはエスカレーターはもちろん、リフト(エレベーター)もないことが多いからスーツケースを抱えて階段を上るのも大変だし。
チェックアウトしている間に、ホテルのスタッフがタクシーをつかまえてくれました。タクシーは基本的に路上でつかまえます。屋根のランプが点灯しているのが、空車のサイン。
タクシーをつかまえたら、乗り込む前に助手席の窓から行先を告げます。運転手さんによっては断られることも。現に一台目は断られました。
イギリスは日本と同じ右ハンドル、左側通行です。なので助手席の窓=左側の窓です。
別れ際、ホテルの方にチップを払いたかったけど、£ 10.00紙幣しかなかったから渡せませんでした。タクシーをつかまえてくれたうえ、荷物も運んでくれたのにごめんなさい。
車内は天井が高くて、広々としています。補助席を使えば5人は乗れそう。
ボタンがいろいろ。押したい衝動にかられる。笑
Hyde Park(ハイド・パーク)のど真ん中を抜けて行きました。
お散歩したときは、こんな奥までは来なかったから、観光気分。湖がある!
コレめっちゃ気になっちゃった。巨大な馬の頭が地面に刺さってるの。笑
昨日行ったBaker Street駅も通りました。二日とちょっとの滞在だったけれど、だいぶロンドンの地理がわかってきました。あの道を通っているから、もうすぐ着くなーっていうのがわかりました。
20分弱ほどで、St Pancras駅に到着。車だと意外と近かった。料金は£ 16.00弱くらい(初乗り£ 2.40〜)でした。支払いは現金のみです。
弟嫁ちゃんと一緒に乗ったときに1~2割くらいチップを渡すと教えてもらったので、£ 20.00渡してお釣りは£ 2.00でって言ったら「チップが多すぎるよ。」って、£ 4.00返してくれました。謙虚だなぁ。
ロンドンのタクシーの運転手さんになるのは厳しい試験をパスしなきゃいけなくて、難しいことだそう。だからかな?ちゃんとした人が多いみたい。地理もバッチリでロンドン市内の通りとかも全部わかるんだって。郵便番号だけで目的地まで連れて行ってくれるそう。まさにプロフェッショナル。
荷物をおろしてくれたりはしないけど、降りるときに「Eurostarに乗るの?それならここをまっすぐ行って、左だよ。」と、教えてくれました。ちょっとした親切も、一人旅だと身にしみる。
このレンガ造りの建物が、Eurostarが発着するSt Pancras駅。
道路をはさんで向かいには、イギリス北部へ行く列車が発着するKing’s Cross(キングス・クロス)駅。ここはハリポタの9 3/4番線ホームがあることでも有名。見に行きたかったけど、Eurostarの乗車手続きにどれくらいかかるかわからないし、スーツケースもあるからやめておきました。
チケットは事前購入が必要です。早ければ早いほど安く買えると聞いていたので、日本から公式サイトで手配して、メールで送られてきたPDFのチケットを印刷して持参しました。
お値段はStandard Premier(1等席)のNon flexibleタイプで£ 157.00、念のための保険料£ 7.15とクレジットカードの手数料£ 4.00込みで、総額£ 168.15(2012/11/26購入時、22,601円)でした。
イギリスはシェンゲン協定国ではないので、出国手続きもあります。発車の30分前にはチェックインが締め切られるので、まだだいぶ早かったけれど、案内にしたがって改札へ。
印刷してきたチケットを切符にかえたりするのかなと思ったけれど、そのままバーコードをかざして改札を通ればOKとのこと。
改札を通ると、まず保安検査を受けます。液体とか関係ないので飛行機よりはだいぶゆるい感じです。手荷物とスーツケース、コートを台の上へ。
そして次に入国審査へ。パスポートとチケットを提示しました。ネットで調べたときにはイギリスの出国審査と、フランスの入国審査があると思っていたけれど、この一箇所のみでした。パスポートにはイギリス出国のスタンプが押されました。汽車みたいなマークでかわいかった!
待合室。発着するホームが決まるまではここで待機です。小さな売店やカフェはありました。Business Premierに乗る場合は、ラウンジもあるようです。
しばらくすると、どのホームから出発するか放送と画面で案内があり、ホームへのゲートが開きました。ちなみにアナウンスは英語とフランス語であり、学生時代の第二外国語はフランス語だったけれど、1○年以上ふれていないので、全く聞き取れませんでした。ちょっとこの先が不安。
キレイな駅です。私が乗る車両は真ん中だったし、スーツケースもあるし、何より足が筋肉痛で歩きたくないと言っていたので、ズームで撮影。笑
乗車の際、スーツケースは座席の上に置くように言われたので、その通りに。一人一人置き場が決まっているようでした。
スーツケースを持ち上げるには重すぎて、スタッフとか通らないかな…と思っていると、後ろの席のインド人のおじさんが棚の上に乗せてくれました。本当に助かりました。ありがとうございました。
Standard Premierは一人席と二人席があったので、予約の際に一人席を指定しました。
いよいよパリに向けて出発です。窓、汚いな。
車窓から。バス捨て場?
急に徐行運転のようにスピードダウンしたと思ったら、メンズによる食事のサービスがはじまりました。顔の濃いお兄さんに「パン・オ・ショコラはいる?」って聞かれて、まだお腹いっぱいだったのに、美味しそうな響きに思わず「Oui!」って答えてしまった。笑
おかげでパンが三つ。でもこのパン・オ・ショコラがとっても美味しかった!コーヒーも濃くて、イギリスで飲んだコーヒーより自分好み。パリのごはんが楽しみだ。
食事は一等席にしか付きませんが、食堂車があるようです。
お天気悪いけど、しばらくのどかな風景が続きました。車窓からひつじや野うさぎ(ピーターラビットを連想!)なんかも見えました。
英仏海峡(ドーバー海峡)の海底トンネルを通って
いつの間にかフランスへ。飛行機が見えたから空港が近いのかなー、なんて思っていたら10分も経たないうちにパリ北駅(Paris Gare du Nord)に到着。
そうそう、時速300km以上で運行って聞いていたけれど、乗り心地は快適でした。コーヒーや、スピード加速後にもらったお水がこぼれるようなこともなかったし。でも途中トイレに席を立ったときには、体がもっていかれそうになったので、やはり相当なスピードが出ているようでした。
ロンドン St Pancras駅を10:25に出発して、パリ Gare du Nordに13:47に到着。Eurostar乗車時間は2時間22分でしたが、ロンドンとパリの間には1時間の時差があります。つまりパリと日本の時差は8時間。
最後に乗ってきたEurostarをパチリ。
Eurostar(ロンドン→パリ)/£ 168.15(22,601円)
※購入時のVISAカードの換算レートより算出。実際に支払った金額。
このGare du Nord周辺はスリが多いと聞くので、気を引き締めて行かなきゃ。
改札を出て右にタクシー乗り場があったので、ホテルまではタクシーで移動することにしました。Eurostarを降りたら、みんなタクシー乗り場に並ぶのでついて行きました。
タクシー乗り場の周りを、ホームレスの人(?)が「小銭を恵んで」的にうろうろしていて、ちょっと怖かった。
朝早すぎず、夕方暗くなる前の適度な時間にパリに着くようにEurostarを手配して正解だったかな。
ホテルまでは20分ほど、€ 12.00で到着しました。
パリも初めて。楽しみだー!